チートイツ(七対子)

復習になりますが麻雀のあがりにおける基本形は覚えていますか?

「3枚1組のグループ/面子」が4つ+「雀頭/2枚1組」だろ?

今回教えるのは、その基本を崩した例外的な役です。

チートイツ(七対子)

チートイツ(七対子)

役の特徴

・対子(同じ牌2枚)を7つ集める特殊な形
・最後は単騎待ちになるので 単騎待ちの特性を生かしましょう




ニコニコと呼ばれたりしますね。麻雀の基本形を崩した特殊な役で、この役はアメリカで誕生したものだと言われています。

      

なんか、簡単で面白そうだな。ちゃんと14枚あるし。
対子/トイツが7個で「七対子(チートイツ)」か。そのままだな。

麻雀の基本形を崩してはいますがタンヤオやホンイツなど他の役とも複合しやすいです。

タンヤオ+チートイツ
      

ホンイツ+チートイツ
      

ホンロートー+チートイツ
      

技としては、こういうものあります。
チートイツ型の役満「字一色」ですね。
      

そういうのもできるんだな…

注意点としては、原則的に同じ牌の4枚は無理です。認められません。

      
(同じ種類を2回使うのは成立せず)

おい、最初に教えてもらった「リャンペーコー/3ハン」ってあるだろ?

      
(リャンペーコー/3ハン)

これって並べ替えたらチートイツにもなるんじゃねーのかよ?

      

いいところに気が付きましたね。

確かに「リャンペーコー」は「チートイツ」の形にも見れますが「チートイツ/2ハン」に対して「リャンペーコー/3ハン」なので「リャンペーコー」を優先します。複合されて「5ハン」になることはありませんよ。

チートイツはあくまで「対子(2枚1組)が7つある」という考え方の役です。

したがって、以下のようにイーペーコーをふくんだ場合でも複合はされません。

      
(イーペーコーは複合されない)

あくまで対子が7つあるってだけで順子を考慮しないんだな。

初心者向けの注意点としては、あくまでチートイツは麻雀の形の「例外」であることをちょっと覚えておくといいでしょう。というのもですよ、形は覚えやすくインパクトもあるので、麻雀やりはじめた人はなんでもかんでもチートイツに行く傾向が強いのです。

  と持っていたら、対子が3つあるともいえますし、順子が2つできあがっているとも見えます。残りの牌の状況から考えて、柔軟に選択してくださいね。

実際、4、5つ目までの対子はすぐにできますが、6つ目ぐらいで厳しくなるんですよね。

そうだな。受け入れ可能な牌がどんどん少なくなってくる。

後半になるほど必然的にムダなツモというのが増えていきますね。

チートイツは捨てる牌に脈絡がなくなってくるので、うまい人とやったら「チートイツ狙ってるな」というのが、けっこうな確率でバレるケースもあります。

登場頻度も高く作りやすい役ではあるので効果的に使えば有効な手段であることに間違いないんですが。最後に残る単騎待ちの部分を入れ替えて逃げ回りながら戦えるという点でも存在価値はあります。

ただわかりやすいからといって、なんでもかんでもチートイツを強引に狙いにいくのはやめておきましょう。他の役を狙った方があがりに近いケースも多いです。


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