混老頭(ホンロウトウ)清老頭(チンロウトウ)

前回からの続きになります。これも1,9、字牌に関係した役になりますのでいっきに覚えてください。

前回やった「チャンタ」と「ジュンチャン」をさらにパワーアップさせたものです。

    
すべてに19字牌が関連するチャンタ(混全帯ヤオ九)

    
チャンタの字牌なしのジュンチャン(純全帯ヤオ九)

混老頭(ホンロウトウ)

ホンロウトウ

役の特徴

・字牌+すべての面子が1・9のみで構成されている
・ポン・明カンをしても食い下がりはない
・手の構成上チーをしては成立しない

この役を完成させると「トイトイ」か「チートイツ」の役が同時に完成されるので実質は4ハンになる


「ホンロートー」「ホンロウトー」など表現のバラツキは気にしないでください。略して「ホンロウ」と呼んだりもします。この役はチャンタと比較するとわかりやすいかも…

     チャンタ

     ホンロウトウ

数牌の1と9を「老頭牌/ロウトウハイ」と呼びますが、それに「字牌」が混じって「混老頭」ですね。

これはポンしても点数が下がるようなことはないんだな。

この役を完成させると、後で紹介する「トイトイホウ」か「チートイツ」が絶対に一緒に完成することになるので、2ハンの役ですが「ホンロウトウ/2ハン」+「トイトイホウ/2ハン」で絶対に4ハンになります。

ホンロウトイトイ」または「トイトイホンロウ」と一緒にされる場合が多いです。

なんていうんでしょうか、携帯電話を購入する時の「本体価格1万円」+「事務手数料3000円」みたいな感じで、どちらか片方だけというのが無理なんです! 絶対にセットになるんですよ! これは後で「トイトイホウ」の説明を読めば理解できると思います。

ポンをしても食い下がることはないので、ポンを有効に使ってください。手を読まれやすかったり、終盤に危険牌を捨てなければいけない弱点は、「ジュンチャン」「チャンタ」と同じです。

まあ、見たかんじはポンせずに完成させるのは難しそうだな…

ここから、さらに発展させますよ。
もう想像がつきますね。初の役満紹介!




清老頭(チンロウトウ)

チンロウトウ | 清頭老

役の特徴

・すべての面子が1・9牌だけで構成されている
・ポン・明カンをしても成立する
・役満の中でもあまり見かけない部類に入る


こういう感じで集めればいいのか? 今やった混老頭(ホンロウトウ)の字牌がないバージョンだな。

    

正解です。初登場の役満です。役満はそれだけで子32000点、親48000点の高得点になります。基本的なことですが2つの役満が複合することはあっても役満は他の普通の役と複合することはありません。リーチ+清老頭とかは、やっても別にかまいませんが点数が増えることはありませんのでご注意ください。

この「清老頭(チンロウトウ)」はポンをせずに自力で集めるのは至難の業です。
と6種類しかありません。この大部分を自分が抱え込むことを考えるとかなり厳しいですね。また、ポンを3つもすれば警戒されるので、だれも捨ててはくれません。

オンライン麻雀Maru-Janなどのオンライン麻雀では役満をあがると、普通とはちょっと違う演出があったりするので、ぜひがんばって役満をあがってください。

清老頭(チンロウトウ)は役満の中でも、一生に一度あるかないかとまではいきませんが、滅多に見ることができないレアな役満の部類に入ることは間違いありません。

かなり難しそうだよな…まあ、難しいからこそ役満なんだろうけどよ。

いちおう、今回の役をまとめておきますね。

     (チャンタ)

     (ジュンチャン)

     (ホンロートー)

     (チンロートー)

正直、この系統の役は登場頻度が高くないんです…。あまり見かけないです。

けど完成した時はけっこう、うれしいんじゃないのか? 珍しい役をあがれたら、やっぱり嬉しいもんだろ。

それも落とし穴ですね。特に麻雀初心者から中級者にかけての傾向ですが、珍しい役が完成間近になると、どうしてもそろえたくなって、点数や状況を無視して「どうしてもあがりたい!」みたいな気持ちになります。「役」に縛られる、みたいな感覚です。

気持ちはわかりますが、麻雀は珍しい役を完成させるゲームではありません。最終的に勝つことなので、柔軟な発想でさまざまな勝利へのルートを検討する気持ちでいてくださいね!


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