牌の構成に付く符

符の計算は3つのパートから構成される。

基本的には「難しいほうが符が高くなる。簡単なものは符がもらえない」という原則を思い出してほしい。まずは①の牌の構成から説明していこう。

【①牌の構成につく符】

牌の構成とは、ざっくり言えばのような刻子があるのか? ないのか? という話じゃな。

以前に説明したようにのような数字の連番である順子(シュンツ)は、集めるのがそもそも簡単なので符がつかない。

また、ポンをして相手の力を借りることによって集める刻子よりも自力で3枚集めたほうが難しいわな。

 > (ポン) 
難しいほうが符が高い

4枚集めるカンツは、3枚よりも難しいですね。自力で4枚集める「暗カン」は、他人の牌を1枚もらってやる「明カン」より難易度が高くなります。難易度を表現すると以下のようになります。

(暗槓)>(明槓)>(ポン)

それから、国士無双に使う1.9.字牌は、数字の2~8よりも価値が高い。

総合して一覧表にするとこういう感じになる。あがった時に手の中にこれらがあれば符が付く仕組みじゃな。

これは覚えるしかない。

雀頭は「役牌(1飜)」が付く字牌のみ2符が加算される。1.9を含む数牌は0符じゃし、オタ風と呼ばれる自分に無関係の風牌(東南西北)は付かないので注意が必要じゃな。

ここを読んでいる人は当然、どの風牌が自分に関係あるのかはわかっていると思うが、わからない場合は麻雀ルール・麻雀入門の「ゲームの進行・流れ」を読んでほしい。

ただし、雀頭(あたま)に関しては1点だけ注意してほしいことがある。

なんなの?

方式によっては、雀頭が「ダブ東」「ダブ南」だった場合には4符で計算するルールもあるんじゃな。このサイトでは「2符」で計算するが、4符の場合もあるという話じゃよ。細かい話なんでそんなに神経質になる必要はない。

どっちが主流なんだ?

調べてみましたがバラバラですね。ネット麻雀は4符でとっているところが多いです。プロ団体もバラバラです。フリー雀荘は2符のところが多いですね。

まあ、どっちが正解というわけでもなくどちらも正解なんじゃな。とりあえず、このサイトでは「2符」で統一していこう。

練習問題

何度か出てきている例1の符は現時点でいくつじゃろうか?

例1
    ツモ (ポン)

えーと、この中で符が付くのは(ポン)この部分だけよね? 表から照らし合わせると2符かしら?

雀頭も関係ないし、他は順子なので符がつかない。あくまで現時点では2符じゃな。これに基本点を足しても22符じゃな。1の位は切り上げなので、現時点では30符になる。

では、例3は現時点でいくつになるじゃろうか?

例3
    ロン (カン)

これは(カン)があるから16符か?

牌の構成は16符で正解じゃな。基本点の20符を足して36符になる。現時点では最低でも1の位を切り上げると40符に達している。まだ他のパートで増えるかもしれんので確定ではないんじゃが。

やってることは小学生レベルの足し算ですね。

確かにやってることはただの足し算じゃな。問題は暗記の項目で、何が何符なのか? というのを覚えてほしい。2-4-8-16-32と倍数になっていくのも単純な話じゃな。

覚え方はいろいろあると思う。基本的には簡単なほど符が低いので

(ポン)これが最低ラインの2符

これぐらい覚えておけば、まあ後は計算でなんとか出る。やっているうちに覚えるし、今は無理に暗記せずとも、符計算はこんなもんなんだと思ってくれたらいい。そういう感じで、パート②の項目に進もう。


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