麻雀点数計算の基本
さて、みんな再び集合したところで、新しく点数計算のやり方を解説していこう。麻雀の点数計算は確かに複雑で初心者泣かせの要素が多いんじゃが、順番に1つ1つ教えていくので安心してほしい。むしろ、1回聞いただけで覚えられる人のほうが少数派だと思っていいよ。
点数計算の複雑さが麻雀のハードルをあげているのは間違いないですね。いろいろなルール改変が行われる中で、つじつまの合わない部分も増えています…。
麻雀の基本的なルールを教えるコーナーで初級編の点数計算も扱っておる。だいたい遊べたらいいやって人はそちらでも十分じゃろう。こちらの簡易版でも麻雀のゲーム性が崩れるということはない。
麻雀ルール・麻雀入門の「簡単な点数計算」(初級編)
ここではもう少し踏み込んで「中級編」としたい。ここは、ゆくゆく教える「符計算」の準備段階になる。本格的に覚えたいという人はぜひ、このコーナーを熟読してほしい。
なんか点数計算できないことが、自信のなさや後ろめたさにつながったり、フリー雀荘に行きにくい原因になってたりするんだよな。
点数計算できないことに負い目を感じる心理は確かにあるみたいじゃよな。それを克服してみたい。復習もかねているので「もう、そんなのわかってるよ」という部分もあるかもしれんが、もう一度確認する意味も込めて読んでほしいわけじゃよ。
点数が高くなる仕組み
復習になるが、麻雀はあがった人が点数がもらえるルールになっとる。4人のプレイヤーのうち、最初に完成の形に持っていった人に点数がはいる仕組みじゃな。
ただし、完成の形によって「点数の高いあがり」「点数の安いあがり」が存在している。点数に「差」がでるわけじゃ。この差を生み出しているのが「役」と呼ばれるものじゃな。特定の条件の形で揃えると「役」がつき、点数があがる。
いままでに習った「立直(リーチ)」や「役牌(ヤクハイ)」とか、あとは「混一色(ホンイツ)」とか、そういう役のことよね?
「役」にはそれぞれ難易度が設定されていて、難しい役ほど点数が高くなるんでしたよね? あとは簡単な役でも2つ、3つ複合できたりすると習いました。
そのとおりじゃな。役の難易度を表す単位として「飜(ファン/ハン)」を使う。以下、代表的な役と割り振られた飜を紹介しよう。
特定の字牌を3枚そろえた「役牌」=1飜
同じ順子を3種類でそろえる「三色同順(サンショクドウジュン)=2飜
1種類で123456789をそろえる「一気通貫」=2飜
字牌+1種類の数牌で構成される「混一色/ホンイツ」=3飜
1種類の数牌だけで構成される「清一色/チンイツ」=6飜
これらの他に超難易度の高い特定の条件をそろえてあがった場合は「役満」と呼ばれます。難易度として点数は「13飜」に相当し、これ以上は点数があがらないMAXです。
役満 大三元=13飜に相当
役満 字一色=13飜に相当
すべては紹介できないが「リーチ」は1飜役といったように、すべての役に飜が振り当てられている。
あがった時にこれらの役をつみあげて、それに対応した点数をもらえるというのが基本じゃな。イメージを図にすると下のような形になる。
リーチ単独だと1飜しかないが、他の役と組み合わせると点数をあげることができるって話だよな。このへんはやったから、だいたいわかるよ。
まあ、このへんの説明はすでにやった復習になるし、特に難しいもんではない。役を複合させて高得点を狙うも、一撃必殺の役を完成させて高得点を狙うのもありじゃ。場合によっては、時間がかかる高得点の役を諦めて、小さいあがりで、相手の手を潰すというのも戦略じゃろう。
ひとまず、ここまでにして次に進もう。簡単じゃろう? まずはウォーミングアップもかねて復習を中心にみていこう。
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