超簡単な点数計算
麻雀ルール・麻雀入門のコーナーでも説明しているが、ここから読み始める人のためにあらためて書いてみる。麻雀の点数計算はややこしい部分もあるが、とりあえずプレーできるようになるぐらいのレベルで簡単に解説してみよう。
野球はホームに返ってきたら1点が入るが、アメリカンフットボールは1回のタッチダウンで6点入る。サッカーは1回ゴールに入れて1点じゃよな。
そんな感じで麻雀は1回のあがりで何点が入るのか? 他のプレイヤーの持ち点の変動と合わせて覚えてみよう。
親は子の1.5倍の点数がもらえるチャンス
麻雀は4人でプレーするが順番に回ってくる「親」は、他の3人の「子」のプレイヤーより、あがった時の点数が1.5倍になるのは覚えておいてほしい。
親は「東」の場所に座っている人よね?
画面に表示されていると思うが「親=東の場所に座っている人」と判断していい。下の画面じゃと、向こう正面(対面)が東で親というわけじゃな。残りの3人が「子」になる。
親は無条件であがった時の点数が1.5倍になるチャンスなんじゃな。まったく同じ形であがっても子なら1000点しかないが親なら1500点になる。子が32000点をあがっても親なら48000点になるというお得な状態なんじゃよ。
逆にいえば、自分で捨てた牌で相手にあがられるロンには非常に注意してほしい。相手が親だったら1.5倍の高得点になっているし、ロンの場合は全額自己負担なんで、かなり致命傷な失点になるじゃろう。
親のデメリットは負担額が大きい
麻雀のあがりは2種類あって、それは「ロン」と「ツモ」と呼ばれる。どちらもゴールではあるんじゃが、点数の動きが違う。
ツモ=自分の順番の時に、自分が引いた牌で完成!
ロン=相手が捨てた牌で完成!
すでに何度か説明したが、親はあがった時の点数が1.5倍になってはいるが、子にツモであがられた時に負担金額が少し大きくなっている。わかりやすく図にしてみよう。
子にツモされた場合は親がまず半分を負担しないといけないのね。
そうじゃな。子どもに8000点をあがられたら、親が4000点+子2000点+子2000点みたいな計算になる。少し負担額が多くなるんじゃな。
親は1.5倍の高得点だけど、負担額も大きいじゃない? 本当に得なのかしら?
メリット・デメリットあるが、トータルでみたらメリットが優る。親の時にどれぐらいあがれるか?は勝敗を決する要素なんで意識してほしい。
役を作って点数をアップ!
麻雀は最初に完成の形にした人に点数が入る。ただし、規定の「役」と呼ばれるものを作れば点数が高くなる。
ポーカーでいうフラッシュやストレートみたいな「役」のことじゃな。体操やフィギュアスケートなんかでも、規定の技を成功させれば点数が高くなるが麻雀も一緒じゃよな。
役の難易度によって点数が設定されているのよね?
そのとおり。難易度の単位を飜(ハン/ファン)と呼ぶんじゃったよな。
この役は簡単なんで1飜、この役は少し難しいので3飜、これは難易度高いので6飜みたいな感じで設定されている。複合もできるので、簡単な1飜を2つコンボさせて合計2飜みたいなこともできる。
積み重ねた「飜」の数によって以下のような点数がはいる。めんどくさい人は100点単位を削って()の中の点数で覚えてくれていい。
この方法だと誤差が少し出るよ!
初心者の人はどの役が○飜なのか? みたいな部分をまずは覚えてほしい。何が高得点の役なのか? 何の役が点数低いのか?みたいなところを暗記してほしい。
こっちに「麻雀役を覚える講座」があるわよー。
以上で手っ取り早く覚える麻雀点数計算は終了なんじゃが、この方式じゃと、少しズレが生まれる場合がある。100点単位で微妙にあがった時に違いがあると思う。
今回のは簡易計算方式なんでしかたない。が、ゲームとしては95%ぐらいはこれで大丈夫じゃと思う。100単位は誤差のレベルと割りきってもいいじゃろう。まあ、その誤差が勝敗を決するケースも稀にあるんじゃが、レアケースはこの際、無視してしまおう。
いつか、この誤差を部分を克服した正式な点数計算をマスターしたい場合は、ぜひこの「麻雀点数計算の講座」に戻ってきてほしい。まずは大雑把でもいいんで、麻雀の面白さに触れてからでもいいじゃろう。
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