40符の点数を覚えよう
さて40符のあがりを見てみよう。
全体のあがりの6割が30符になるといったが、40符は25.9%を占める。つまり単純に考えて4回あがったら1回ぐらいは40符の手に遭遇するという話になる。
どんなあがり方でも20符の基本符がつき、1の位はすべて切り上げということを考えてみるとじゃな。
32符以上は40符に到達してしまうという話になる。
符が12符以上付けば、40符になるってことよね? 基本符が20符あるんだから…
そうじゃな。先ほど言った40符以上になる可能性をもう一度確認しておこう
【確定条件1】門前でロンをした場合(+10符以上が付く)
【可能性高い】カンをした場合(+8符以上が付く)
【可能性高い】1.9.字牌を暗刻で持っている(8符以上が付く)
これらの条件が入ると30符を越える場合がある。
門前でロンした場合の40符
とりあえず強引にまとめた一覧表を貼ってみる。
よくある40符の形です。
ロン
基本符20符+(8符)+門前ロン(10符)=合計38符→40符
役は中があるのでヤクハイのみです。40符1飜ですね。
門前でのロンってのは、つまりリーチした状況でのロンでもあるわけじゃよ。麻雀やってればリーチをして相手が捨ててくれてロンできた!なんてのは頻繁に見かけると思う。
これをポイントとして覚えておこう。
【法則1】門前(ポン・チーせずに)でロンであがった場合には10符+αがつくので40符になる
門前でのロンは1ハンの役になりそこねた惜しいものなので、それであがった時点で40符が保証されている、そこそこ価値のあるものだと考えればいい。
裏を返せば、先ほどのページで申し上げたように「ポン・チーしてしまうと30符になりやすい」という話になります。この時点で門前ロンの10符を得る権利を失いますね。
もっといえばツモの場合は一律で2符しかつかない。ツモった場合も30符におさまってしまう傾向が高いわけじゃよ。
「門前でのロン(+10符)」は40符到達の中で最も頻度が高い方法だと覚えてもらっても間違いない。
カンした手牌 または 1.9.字牌の暗刻のある手牌
門前でのロン以外にも合計で12符に達してしまう可能性があるものを探そう。
あくまで「40符になる可能性が高くなる」という程度で、確定ではないんじゃがカンした手牌は40符を越えるケースが十分にある。字牌の暗カンは、それだけで32符なんで、切り上げると60符以上が確定しまう。
字牌を手の中に暗刻で持っているのもよく見かけるよな。
こういうのは普通に見かけると思う。この手じゃと字牌の暗刻(8符)があるので、基本符とあわせて28符になる。8符以上の何かがあると、ちょっと40符に到達する可能性が高くなる。
確定ではないが、この手をカンチャン待ち(2符)で、ツモした場合(2符)などは、12符になるので切り上げると40符になってしまうわな。
つまりカンした手牌や、字牌を暗刻で持っていた場合には「これ30符でおさまらないかも…」と考えてみるのもいいじゃろう。
こういう風に手の構成やツモの細かな2符などが積み重なって30符→40符に切り上がってしまうのは「点パネ」「符ハネ」と呼んだりする。門前ロン以外の、このようなツモのケース、鳴いているケースでも符があがって40符になる場合もあるという話じゃよ。
40符になりにくいタンヤオ
役の「タンヤオ」について予備知識として覚えておくのも悪くない。というのも、タンヤオは役の性質上、符があがりにくい構成になっておる。
手の中で刻子で持っていると高い符がもらえる1.9.字牌が使えないですよね。タンヤオは数字の2~8しか使えないですから。
門前でロンするとタンヤオでも法則1の通り40符になる。
それ以外の場合、特に鳴いたタンヤオ(クイタン)などはほぼ30符におさまるわな。カンしている場合などの例外はあるが、タンヤオはほぼ30符になると覚えてもいいかもしれん。よっぽどカンしているとか、暗刻が2つ以上ある場合は少し考えてもいいかもしれん。
40符の点数早見表(子の場合)
40符の子の場合の早見表です。比較するために30符もあわせて掲載しておきます。
・子の40符 1300 → 2600 → 5200 → 満貫
子の点数 | 1飜 | 2飜 | 3飜 | 4飜 | 5飜 | |
---|---|---|---|---|---|---|
30符 | ロン | 1000 | 2000 | 3900 | 7700 | 満貫/8000 |
ツモ | 300/500 (1100) |
500/1000 (2000) |
1000/2000 (4000) |
2000/3900 (7900) |
4000/2000 (8000) |
|
40符 | ロン | 1300 | 2600 | 5200 | 満貫/8000 | 満貫/8000 |
ツモ | 400/700 (1500) |
700/1300 (2700) |
1300/2600 (5200) |
2000/4000 (8000) |
2000/4000 (8000) |
役を作って飜を重ねると倍になっていくという点は同じです。むしろ本当に倍になっているので40符のほうがわかりやすいかもしれませんね。1300→2600→5200です。
30符の場合の4飜は7700で「切り上げ満貫」のルールを採用していれば、これは満貫8000点の扱いになったのを覚えているかもしれん。
それと比べて40符は4飜だと確実に満貫の扱いになる点は覚えておくといい。満貫あれば別に符の計算をする必要はないわけじゃし。
イチサン・ニーロク・ゴーニーと覚えるのが人間の間では一般的です。
特筆することもない…。
1300点はツモすると親650点/325点/325点となるが、10点単位を切り上げて700/400/400となってしまうのは、さんざん説明した通りじゃな。
ツモした時の略称は400/700はヨンヒャクナナヒャクとか4本7本とかかな。700/1300はナナトーサン、1300/2600はイチサンニーロクが一般的じゃろうか。
40符の点数早見表(親の場合)
40符の親の場合の早見表です。こちらも比較するために30符もあわせて掲載しておきます。
・親の40符 2000 → 3900 → 7700 → 満貫
親の点数 | 1飜 | 2飜 | 3飜 | 4飜 | 5飜 | |
---|---|---|---|---|---|---|
30符 | ロン | 1500 | 2900 | 5800 | 11600 | 満貫 12000 |
ツモ | 500 オール (1500) |
1000 オール (3000) |
2000 オール (6000) |
3900 オール (11700) |
4000 オール (12000) |
|
40符 | ロン | 2000 | 3900 | 7700 | 満貫 12000 |
満貫 12000 |
ツモ | 700 オール (2100) |
1300 オール (3900) |
2600 オール (7800) |
4000 オール (12000) |
4000 オール (12000) |
特に説明することもない。覚えてほしいというぐらいじゃな。
気がつくと思うが、子の30符のあがりと出てくる数字は一緒じゃよな。そういう意味では覚えやすいと思う。
ここまで覚えてもらえれば、30符(59.8%)+40符(25.9%)=85.7%で全体のあがりの8割以上はカバーしていることになる。
次は20符(8.4%)に触れてみたい。ここをマスターすれば9割以上はOKってことじゃよ。そんなに難しいこともないじゃろ?
まあ、この瞬間にこの早見表をすべて暗記しろ!と言われたら誰だって難しい。別にそういうことは求めておらんので、いまはなんとなくわかったというレベルで十分じゃよ。
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