天和(テンホー)と地和(チーホー)

今回の役は特に説明もいりませんね。親の時、最初に配られた時点(配牌/ハイパイ)でいきなり完成してたら それで役満「天和(テンホー)」です。

天和(テンホー/テンホウ)

天和(テンホー/テンホウ)

役の特徴

・親が配られた時点で完成している
・4面子+1雀頭の形さえしていれば役はいらない




役としては非常にシンプルですね。配られたらいきなり完成していたという話です。

別に「タンヤオ」だとか「ホンイツ」だとかの役は入りません。ただ麻雀の基本形である「3枚1組のグループが4つ+雀頭」の形さえしていればOKです。

それから先に紹介した「チートイツ型」と、このあとで紹介する「コクシムソウ型」でも完成していれば天和は成立します。

数学上、天和の確率は33万回に1回らしいのですが、ワタシのデータの元になっている、天凰の40万回を超えるアガリの中で一度も出ませんでしたね。まあ、それぐらいヤバイってことです。

上手い下手とか技術がどうこうの問題じゃねえよな。

麻雀の数学というサイトで紹介されていますが組み合わせ数とあがりのパターンを計算すると

2兆1431億7970万1279÷70京8384兆1715億2803万6000
≒約0.000003025 (約1/33万0530)の確率

だそうです。見た感じヤバいですね。

相手に何もさせない技として、天和はイカサマ技としても発展してきました。偶然にしか起こらない天和を技術により強引に発生させるという技です。

技術で天和を作るってどうやるんだ?

ひとりでやる場合は目の前の山とすり替える「つばめ返し」などが有名ですね。

二人でやる場合は、サイコロで2を出しあって目の前の調整された山から順番に取り出すという技です。これは麻雀放浪記などの名作麻雀小説でも名シーンとして登場しますね。

麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫) 阿佐田哲也作の名作麻雀小説。ギャンブラー伝説哲也の原作にあたる。主人公の坊や哲と出目徳が、ライバルのドサ健を相手に2局連続で天和をあがるシーンが有名。この時に使ったコンビ技が「2の2天和」と呼ばれるものである。

阿佐田哲也 ~麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)

似たような役で子のバージョンもあります。

地和(チーホー/チーホウ)

地和(チーホー/チーホウ)

役の特徴

・子の場合のみ 第1回目のツモであがる
・だたし その前にポン・チー・カンがあると無効
・天和と同じで役がなくても形さえ完成していればOK


こっちは子どものみの役満だな。第1回目のツモでいきなり完成していればいいわけか…

そうです。ただし、その前に「ポン・チー・カン」があると無効です。純粋な第1ツモであがった場合のみ成立します。どちらにしろ、技術どうこうという問題ではないですね。

こちらも条件は同じで役はいりませんし、例外形の「チートイツ型」と「コクシムソウ型」でもOKです。

どちらも技術の話ではないので、あがれる時が来るのをじっと待ちましょう。


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