カンドラのタイミング

カンについてもうちょっとだけ付け加えておこうか。
今回は「カンドラ」のタイミングじゃな。これがけっこうシンプルじゃがもめる原因でもあるんじゃよ。

カンしたらドラが増えるんだったわよね。

まあ普通はこんな感じじゃな。ドラを含めた14枚を「王牌(ワンパイ)」という。この王牌は誰もツモすることができん。

で、カンをするとドラが増えるわけじゃ。復習もかねてちょっとやってみよう。

    

ドラは表示されている次の牌じゃから「白→發→中→白→發→中」の順番じゃから今のドラは白じゃな。今は3枚持っているんでドラが3になる。これは別に問題ない。

ここでをツモしてきた!
なので、カンをしてみる。

このまま牌を捨てたら数があわなくなるので、1枚牌を補充するわけじゃな。これがリンシャン牌じゃ。ちなみに、実際に麻雀牌を使ったゲームでは、このカンの直後で牌の取り忘れや、そのまま捨ててしまったりで、牌の数が合わなくなる「少牌」の原因になるから油断はせんようにな。



このリンシャン牌であがれば「リンシャンカイホウ」ね。1ハンの役だったかしら…?

1ハンの役じゃよ。

リンシャン牌は王牌の右の部分からもってくる。で、王牌は絶対に14枚残すルールがあるので、左に1つずれるわけじゃな。そして、新しくカンドラがぺろーんとめくれるわけじゃよ。

下の場合は「白」が見えたわけじゃ。

ここで問題になるは「カンドラ」がいつ登場するのか? つまりどの段階で有効になるのか?ということじゃよ。これは大きくわけて2パターンある。

1つは「即ノリ」と呼ばれるものじゃな。もう1つは、カンした人が捨てた牌が通った時点で有効。

ちょっとわかりにくいわね…

そうじゃな。順番に説明していこうか。

「即のり」の場合はわりと簡単じゃよ。つまり「カン」をした時点でカンドラが有効になる。
カンをしたとする。

リンシャン牌はつまり、ツモ!じゃな。

つまり、あがりってことね。

この場合、カンドラは即のりなので、カンをした時点で有効じゃな。

なので、ドラ3 カンドラ2 で合計5つのドラじゃよ。

例えば、カン後のリンシャン牌がじゃったとしよう。
当然、わしは必要ないので、捨てるわな。
それが、たまたまメルの当たり牌じゃった!

こんな感じかしらね。チートイツの待ちよね。

この場合も「即のり」なので、当然、メルにもカンドラが加わる。
のカンドラ2じゃな。

特に問題ないと思う。これが「即のり」と呼ばれるカンドラの扱いで、ネット麻雀でもけっこう即のりしている場合が多いんじゃな。

もう1つが、「カンした後に捨てた牌が通った時点で成立」というケースがある。

この場合じゃと、今のケースのをワシが捨てて、誰にも当たられなかった時点で、カンが成立して、カンドラが登場する。つまり、それ以前の当たり、わしのリンシャンカイホウも、メルのロンも、カンドラが適用されないんじゃな。

やる場所によってかわるんじゃが、点数にもろに影響するので、確認しておかないともめる原因になる場合もあるぞぃ。

明カンと暗カンの違いはないの?

それも重要なんじゃよ。どこまで一般的かはわからんが、うちの管理人君の場合は

■暗カン → 即のり
■明カン → 通った時点で有効

じゃったよ。そんなルールでやってきたわけじゃが、ネットでも調べてみると、この方式も採用されておった。もちろん、すべてのカンは「即のり」というパターンもあるわけじゃよ。

ついでに言っておくが「チャンカン」というレアな役がある。
相手のカンした牌であがる役じゃな。この場合も、カンとロンが同じタイミングでおこっているように見えるので、カンドラをどう扱うか? という部分は問題になるケースがある。まあ、チャンカンそのものがあまり見ないので、問題になることは少ないんじゃが。

この場合は「ドラ」はのらないというのが一般的のようじゃよ。「ポン」と「ロン」が重なった場合は「ロン」を優先するわけじゃし、「カン」と「ロン」が重なった場合もロンを優先する。つまり、カンは成立していないという理屈じゃよ。もちろん、ケースによってはチャンカン時のカンドラを採用するケースもあるじゃろう。

カンドラはそのまま、カンの裏ドラにも当てはまるのかしら?

そうじゃな。今回いったケースで「カンドラが有効になる=カン裏ドラも有効になる」と考えていいじゃろう。そういう意味でも点数に直結する問題じゃから、事前に確認が必要なんじゃよ。


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