麻雀のマナー ネットマージャン編

マージャンのマナーもいくつかあるんじゃが、ネット麻雀と実際の麻雀でわけてみよう。まずはネット麻雀でマナー違反とされる代表的なものを紹介しよう。ネットマージャンでは、厳しい場合は「アカウント停止」などの措置がとられる場合がある。まあ、普通に打ってたら大丈夫じゃよ。

まず、これはリアル麻雀にも共通するんじゃが、過度の「長考」はマナー違反とされる場合が多い。

私はじっくりと考えたいのだけど、相手を待たせるのはダメなの?

別に長考のすべてが悪いわけではないぞぃ。そりゃ人間なので、考え込む場合もあるわけじゃよ。

実際、一局の間に数度はそういった「長考」の場面に出くわすもんじゃ。それ自体は普通じゃが、何度も続くとなるとなぁ。それが悪いとはいわんよ。ただ、麻雀やってる時はみんな不思議とせかせかしているような雰囲気はあるわなぁ。みんな1回でも多く麻雀をやりたいのかもしれん。そのためのスピードアップかな。

少しでもスピードアップすることはいいことじゃよ。自分の順番になって、ツモをして、ツモした牌を見てから考えはじめるのではなくて、前もって考えておくんじゃ。

前もって考えておくって、具体的にはどういうこと?

例えば、ここをツモしてきたら、これを捨てようとか。ここが来たら両面待ちになるとか、アレが出たらポンしよう!とか、あっちが出てもチーはしない。とか、順番が回ってくる間に、いろいろと次の可能性を考えておくんじゃな。

そうすると、スピードが早くなる。ツモしてから初めて考えるのではなくって、前もって考えておくんじゃな。残りの牌の枚数を数えたりすると、これからツモする牌などある程度の予測がつく。



特に悩む状況でもない時に、意図的に捨てるスピードを遅くするの、ネット麻雀では「牛歩(ぎゅうほ)」などと呼ばれて、嫌われる原因にもなるわな。持ち時間の目一杯まで、毎回毎回、考える。

相手をイライラさせて、不快感を与えるケースじゃよ。

それから、ツモあがりや、ロンあがりで、当たり牌が出た場合に、すぐに「ロン」「ツモ」といったボタンを押さずに、ギリギリまで待って「あがり」を宣言する「ためロン/ためヅモ」もけっこう嫌われる原因にはなる。

速やかにロンやツモを宣言して、次の局に行くのがええんじゃよ。こういうのは、ちょっと目を離したスキにもあるので、1回ぐらいはそりゃあるじゃろうが、ずっと続く意図的なものは明らかにマナー違反じゃな。

なんで、そういうことするのしらね?

なんでじゃろうなぁ・・・。

ただし、これらも、場合によっては「パソコンのスペック」や「回線速度」といった本人の悪気がない部分で起こっている可能性もあるんじゃが、こちらからはわからないので、少なくとも、打牌に影響しない程度のマシン環境を用意しておくのがええじゃろう。

それから、点数の状況が大きく開いて、もう勝ち目がないって状況の時に、ゲーム画面を閉じたり、逃げ出してしまう「回線切り」なんかも、ネット麻雀の悪いマナーとしてよく批判される。全部が全部、意図的ってわけではないので、その場の空気でも読んで対応しておくれ。

相手の回線が切れたのがわかったら、どうしたらいいのかしら?

う~ん、それも状況によるんじゃが、意図的な回線切りではなく、通信環境が不安定な場合などもあるしな。大会などでアクシデント的に起こってしまった場合には、復帰するまで、みんなで牛歩をしながら、しばらく待ってあげるケースもある。

基本的に意図的な回線切りは、勝ち目がなくなった大差で負けてる時にあるんじゃな。

それから、チャット機能などを使った「待ち牌ばらし」などもある。

これは最悪ねー。

最悪じゃな。人の待ち牌を観戦している人がバラしたりとかは、アクセス禁止などの厳重な措置がとられる。最近は、5分ずれて観戦などの「ディレイ観戦」などで、こういうのは防止されていたりするんじゃが。

チャット機能があるものでは、ゲーム開始時に「よろしく」とか挨拶があるものもあれば、あがった時に「おめでとう」とか言い合う場所もある。これもその場の雰囲気によるとしかいえんが、余裕があれば挨拶したりもいいんじゃないかえ。好き嫌い別れる部分ではあるんじゃが、わしはあんまりゲーム中にチャットしたくはない方なんじゃよ。

それから、これは実際の麻雀にも言えるが、打牌の批評なども、時と場合によってはマナー違反にもなりうる。

つまり「オレだったらこう打つね!」とか「その捨て方はないだろー」とか、他人の打ち方に批評するわけじゃな。これも、意見交換の場や、初心者に指導する場合にはいいと思うが、そうではない場所もあるわけじゃから、場所を選んで発言する必要があるじゃろう。

打ち方に個性が出るみたいだしね。

最後に、これはマナー違反かどうかは見解がわかれるんじゃが、自分の最下位を確定をするアガリじゃな。「アガラス/ラス確」とか言われる。

これは、どういうことかしら?

例えば、南4局の子で、順位は最下位だったとする。

ここで、ツモなりロンなりで、1000点の手をあがりました。

自分はプラス1000点になるが、別に順位が変動するわけでもなく、最下位は最下位のまま。そして、ゲーム終了! さようならー。という感じのあがりじゃな。誰に影響を与えるわけでもなく、自分が得することもなく終了。

裏ドラに期待してあがってみたけど届かなかったという場合は理解できるんじゃが、普通に自分の最下位を自分の手で決定してしまうような行為じゃな。

これってやったらダメなの? 1000点増えてるわけだし、いいんじゃないの?

う~ん。これもマナー違反ではないし、けっこう人によって意見がわかれるんじゃな。「アガラスぜんぜんいいよ!」って人もいれば「意味ないことすんな!」って人もいるわけじゃな。

ネット麻雀は回数を多く打つので、最後にダントツの4位の状態で逆転するには「ダブル役満をあがる」みたいなほぼ不可能な状態になった場合に、早く終わらせて次の勝負に行こうぜって感じでラス確をしてしまう気持ちもわからんでもない。少しがんばって逆転の可能性があるならば、ラス確(アガラス)はしないほうがいいじゃろうな。自分は得することもないわけじゃし。

順位を競っているのか、トータルの点数を競ってるかによっても、意味合いが変わってくるもんじゃし。こういう考え方もあるという程度に覚えておくとええじゃろう。たまにどうしてもトイレに行きたくてアガラスやったとかもあるかもしれんし。


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